女性店主は兼業漁師「パンも魚も大好きだから」人気のパン店 3種類の地魚などが彩る「パンのおせち」販売始まる=静岡・沼津市 

女性店主は兼業漁師「パンも魚も大好きだから」人気のパン店 3種類の地魚などが彩る「パンのおせち」販売始まる=静岡・沼津市 

100種類の豊富なパンが並ぶと静岡県沼津市で人気のお店「はなぱん」。12月13日から「パンのおせち」の販売が始まりました。「パンのおせち」にも使われている地魚の一部は女性の店主が自ら釣ったものです。<はなぱん 店長 鈴木華子さん(48)>
「こちらが、はなぱんオリジナルおせち風パンになります」13日から販売が始まった「おせち風パン」。フランスパンの上に自家製ローストビーフや地元でとれた野菜、沼津の海で釣れた3種類の地魚などがパンを彩ります。沼津市我入道の人気のパン屋「はなぱん」。店の名前は、店長の鈴木華子さんにちなんでいます。朝6時の開店と共に100種類と豊富なパンを求めて地元住民を中心に多くの客が店を訪れます。中でも、地魚を使ったパンははなぱんの看板メニュー。我入道の漁師を助けたいという思いが誕生のきっかけでした。<はなぱん 店長 鈴木華子さん>
「細くて結局値段がつかない。市場に出しても安くされちゃう。それならちょっとでもお金になるように買わせてもらって、というのが一番最初のきっかけ」かつては漁師町として栄えた我入道を盛り上げたいと地魚を使う華子さん。パンづくりにとどまらず、自ら魚を獲る兼業漁師としての生活を9月から始めました。<はなぱん 店長 鈴木華子さん>
「全くない。全く釣りもやったことなくて」この日の狙いは、水深200メートル前後にいる深海魚です。「あ、来た!」釣れたのは深海魚のシロムツ、通称「でんでん」です。スーパーには、めったに並ばない魚ですが「はなぱん」では定番の食材です。華子さんは、兼業漁師になって3ヵ月が経ちますがー<沼津我入道漁協元組合長 松下一男さん(74)>
「はずれねえ。どう、貸してみろ」
「そうやってやっちゃダメ。そうすると上の(釣り糸が)みんな絡んでっちゃうから」釣り糸一つにも悪戦苦闘。漁師の道も決して甘くありません。店を夕方に閉めると、その足で夜の漁に。午後11時過ぎに自宅に戻り、仮眠を取ると午前3時には再びパンを仕込みます。漁に同行したこの日、華子さんは店としては休日。休みの日は1日中、海の上にいることも珍しくありません。<はなぱん 店長 鈴木華子さん>
「好きだからじゃない。パン屋もお魚も大好きだから」我入道で祖父母に育てられた華子さん。祖父・競一さんは、地元では「鬼」と呼ばれるほど名の知られた漁師でした。<はなぱん 店長 鈴木華子さん>
「結構、漁師仲間が家にあつまったりして、昔は活気があったんですよね」我入道では、漁獲量の低下や高齢化によってピーク時には1000人程いた漁師は約10分の1にまで減りました。華子さんは我入道が再び、漁師のまちとして栄えて欲しいと兼業漁師の生活をSNSで発信しています。<はなぱん 店長 鈴木華子さん>
「兼業でいいと思います今は。農業も今は兼業の人もいるし、我入道に住んでくれたり若い人たちが一緒に船乗ったりとか昔の漁師町に戻したいです」家族が愛した海とまちを守るため、華子さんは漁師とパン屋の2足のわらじを履きます。

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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/sbs/891917

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